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SATRI-IC アプリケーション設計ガイド

この回路では、100KΩのVR1と100KΩのR2により補正電流を作っています。
簡単な回路ですが、電源電圧の変動で補正電流が変化する恐れもありますし、RLをVRにした場合、ゲインの変化によりオフセット電流が変化しますので、そういう時は使えません。
ですから、RIAAイコライザのようなゲインを可変にしない回路では有功です。
ゲインを変化させるアプリケーションの場合は、オペアンプによるDCサーボが有効です。その例を図18に示します。

5.オフセット電流補正
SATRI-ICはドリフトも少なく安定した素子ですが、トランジスタの特性のばらつきに起因するオフセット電流の発生は避けられません。
このために何らかのオフセット電流の補正回路が必要となります。
補正の方法は、INPUT端子PIN14に、補正電流を流し込めばいいのです。その回路を図 17に示します。

この回路では、100KΩのVR1と100KΩのR2により補正電流を作っています。
簡単な回路ですが、電源電圧の変動で補正電流が変化する恐れもありますし、RLをVRにした場合、ゲインの変化によりオフセット電流が変化しますので、そういう時は使えません。
ですから、RIAAイコライザのようなゲインを可変にしない回路では有功です。
ゲインを変化させるアプリケーションの場合は、オペアンプによるDCサーボが有効です。その例を図18に示します。

この場合大切なポイントは、ゲインが可変になりますので、RLを変化させた場合でもゲインが振動しないようにDCサーボの特性を過制動に持っていくことです。そうすることによって、RLをVRとしてゲインを変化させた場合でも安定に動作させることができます。
もう一つのポイントは、RLを0にした場合はゲインが0となりDCサーボがかからなくなりますので、RLの後につけるバッファアンプのオフセットは補正できるようにする必要があります。
図 18ではVR2がこの役目をします。RLを0にしたとき、出力電圧が0Vになるように調整します。